類似したビジネスに対する優位性とその根拠~事業計画書の項目別解説(コツと注意点)~

2004-12-06

類似したビジネス(競争相手)を見落としていては話になりませんが、類似したビジネスを認識していても、それに対する優位性がなければ、そのビジネスは成功しません
業界内のライバルの場合は、いわゆる「競争戦略」をどう立てているかということになります。この戦略をキチンと立てられているかどうかで、ビジネスプランの深さがわかります。競争戦略について確りと勉強してみたい方は、M.E.ポーター「競争の戦略」(ダイヤモンド社、1982年)をお勧めします。確かに、高価で(5,913円)分厚く(全481ページ)、難解な書籍です。しかし、経営をキチンと勉強した方なら必ず読んでいる書籍です。また、この本で紹介されている「ファイブ・フォース・モデル」、「3つの基本戦略」は経営学では常識とされている考え方です。
なお、類似製品・サービスの方が、貴方の製品・サービスより優れている点があれば、なるべく具体的に(できれば数値を挙げて)説明してください。弱点は、そのままにしておくとマイナスですが、弱点をキチンと認識して、適切な対応がとれていれば問題ありません。むしろ、優秀な経営者であるとの評価を得ることができます。

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