売上高~利益計画~事業計画書の項目別解説(コツと注意点)

2005-03-29

利益計画においては、まず最初に売上高を予測する必要があります。
売上高は価格と売上数量によって決まります。したがって、先ず、価格政策価格戦略)がキチンとしていることが前提となります。
一般的には、積み上げ方式を利用することが多いです。積み上げ方式とは、自社の提供する商品、製品などの、売上数量と価格を個々に見積もってそれを積み上げて、売上高を計算する方法が取られます。
商品や製品の場合は、商品の価格と売上数量で売上高を予測することができます。業種によっては、その方法が売上高予測に最適な方法とは限りません。
例えば、経営コンサルタント業を開業する場合は、顧客数を想定し、顧客一人当たりの平均売上高を設定して売上高を予測することもできますが、経営コンサルタントの稼働時間数を想定し、時間当たりの報酬額から売上高を計算することも可能です。
一方、外食業などの場合は個々のアイテムごとの売上数量を予測するのではなく、客数と客単価を想定し、売上高を計算することもあります。この場合、さらに客数を座席数×回転数の形に分解することもあるでしょう。或いは店舗の面積当たりの平均売上高と店舗面積から売上高を算出する方法もあります。
また、営業職員の数に売上が比例するような業種では、営業職員の数×1人当たりの売上高で全体の売上高を予測することもできます。
まず、自社の売上高を予測するのにふさわしい単位を想定します。例えば、引越業の場合には、トラックの台数としたり、顧客数としたり、様々なケースが考えられます。自社の売上予測にふさわしい単位を考えてみてください

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