経営理念（企業理念）・事業計画の経営コンサルティング

非常に難解な事業計画書～失敗する事業計画書の例～

読み手が理解できない事業計画に対して、読み手から協力を期待するのは難しいでしょう。したがって、技術的な専門用語や業界用語が多く、事業内容が読み手に上手く伝わらない事業計画書は良い計画書とは言えません。特に、業界の専門用語等に関する予備知識のない人向けの事業計画書を作成する際には注意が必要です。
また、そのような事業計画書しか書けない人はコミュニケーション能力が不足していると判断されがちです。更に、相手の立場でモノが見れないと人とみなされ、対人管理能力やマーケティング能力についても低く評価されがちです。
井上ひさし氏によると、「プロとは難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白くする人」だそうです。全く同感です。難しいことが易しく書かれていない事業計画書は一流とは言えません。
投資家の立場からすると、事業の内容が理解できない案件に投資することは先ずありえません。したがって、非常に難解な事業計画書で資金を調達することは殆ど不可能でと思って下さい。
逆に、本来は難しいはずの事業内容を分かり易く説明した事業計画書に出会うと、作成者の頭の良さやコミュニケーション能力の高さに驚き、投資に対して前向きになるというものです。

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