新規参入の脅威~ファイブ・フォース・モデル~
2005-05-24
新規参入の脅威とは、自社が属する業界内には現在は入っていない企業が新規に参入してくることによる脅威です。参入障壁が高ければ高いほど、新規参入の脅威は小さくなります。逆に、参入障壁が低ければ低いほど、新規参入の脅威は大きくなります。つまり、新規参入の脅威を測定するためには、参入障壁の高さを考えればよいです。
新規参入が容易な場合としては、投下資本が少なくて済む場合、法的規制が少ない場合、及び技術上の障壁が低い場合などがあげられます。
競合他社への参入障壁や対抗手段を確保することは、競争戦略上重要なポイントです。ブランド力や経営のスピード、ノウハウの蓄積等といった事業の強み自体も参入障壁となり得ます。
また、事業開始に許認可の取得が要件となる場合や知的財産権を主張できる場合には、参入障壁が高く、法的な保全措置を図れるため競争優位性を確保することが出来ます。故に、知的財産制度を活用する等、独自に開発した技術やサービスについて、後から参入してくる他社に簡単に真似をされないための手段を検討すべきです
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