損益分岐点分析の計算式~損益分岐点分析~
2005-07-20
損益分岐点(数量)=固定費÷1個当たり限界利益
損益分岐点(売上金額)=(固定費÷1個当たり限界利益)×単価
損益分岐点(売上金額)の公式として、
損益分岐点(売上金額)=固定費÷(1-変動費率)
という表現が多く使用されています。
実は、この方式は、「(固定費÷1個当たり限界利益)×単価」を変形して求めたものなのです。
単価=売上金額÷数量、
1個当たり限界利益=(売上金額-変動費)÷数量、
変動費比率=変動費÷売上金額
損益分岐点(売上金額)=損益分岐点(数量)×単価
損益分岐点(売上金額)=(固定費÷1個当たり限界利益)×単価
損益分岐点(売上金額)=(固定費÷((売上金額-変動費)÷数量))×(売上金額÷数量)
損益分岐点(売上金額)=(固定費÷(売上金額÷売上金額-変動費÷売上金額)
損益分岐点(売上金額)=固定費÷(1-変動費率)
この公式の意味を説明します。
まず、(1-変動費率)は、限界利益率(=限界利益/売上高)と同じで、1円の売上高で何銭の限界利益があるかと同じものです。
例えば、200円で100円の限界利益があるのであれば、1円の売上高で50銭(0.5円)の限界利益があることになります。この場合、限界利益率は0.5です。
例えば、固定費が20万円で、1円の売上高で50銭(0.5円)の限界利益があるとすれば、固定費20万円を回収するためには、40万円の売上高が必要となると考えるのです。
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