売上高と価格~損益分岐点分析の応用例~
2005-07-20
売上高(売上数量)を伸ばす戦略には、注意すべきことがあります。
損益分岐点分析での損益分岐点売上高(売上数量)は、値段を変えないことが前提になっているということです。
損益分岐点分析で予想売上高が損益分岐点を下回ると、先ず、出てくる議論が売上高の増加策です。そして往々にして、売上高(売上数量)を伸ばすには、値下げしかないという結論になるのです。
しかし、値下げをした場合、売上高(売上数量)が伸びたとしても、変動費比率が変化してしまいますので、値下げ前の損益分岐点売上高(売上数量)より高くなります。したがって、値下げ前の損益分岐点売上高(売上数量)まで売上高(売上数量)を伸ばしても黒字化しません。
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