エンジェル税制の経緯と利用状況

2004-10-12

 エンジェル税制は1997 (平成9)年6月に創設されました。
 制度開始から暫くは利用が低調でした。実際、優遇措置を受けられる「確認書」の交付件数は、1997年6月から2003年3月までの約6年間に278件(年平均47.7件)に留まりました。これは、優遇措置の内容が、投資段階での優遇措置がなく、投資の終了段階(投資によって取得した株式の処分等の段階)で適用されるものであったに留まったことが大きな原因でした。
 こうした状況に対し、ベンチャー企業や投資家サイドから、ベンチャー企業への投資のインセンティブを、より一段と高める観点から、「投資段階での優遇措置」を創設して欲しいとの声が日増しに強くなってきました。この結果、2003(平成15)年度の税制改正で特定中小会社への投資を行った時点での税制上の優遇措置を講ずることにより、ベンチャー企業に対する投資の一層の促進を図るため、「特定中小会社が発行した株式の取得に要した金額の控除等の特例」(いわゆる投資額控除の特例制度)が創設されたのです。
 おかげで最近は、利用が急速に増加しています。例えば、2003年4月から2004年3月までの1年間に交付した確認書の件数は、748件とこれまでの年平均の15.7倍となっています。
更に2004年4月には一層利用しやすい制度に改善されたため、エンジェル税制の利用が一層活発化するものと予想されます。

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