事業戦略と利益計画~事業計画書とは~
2004-11-02
事業計画を事業戦略と利益計画に分ける場合があります。
①事業戦略(長期的かつ巨視的)この場合、事業戦略とは、事業を成功させるための戦略です。実際には、ライバル企業との競争に勝つための方法の計画、つまり競争戦略を意味することが少なくありません。
ライバル企業と競争に勝つとは、競争相手よりも多くの顧客の支持(高いマーケットシェア)を獲得することを目標にすることが多いようです。したがって事業戦略は、顧客の視点から考える必要があります。つまり、顧客満足度の向上という考えが重要になってくるわけです。事業戦略の場合は、短期的な会計年度にとらわれずに長期的な視野で考える必要があります。
②利益計画(短期かつ具体的)
利益計画とは、目標とする利益を達成するための具体的な計画です。
したがって利益計画は、中長期計画よりも年度利益計画が重要です。年度利益計画の場合、全体計画だけでなく、部門別、月別予算まで細分化された計画を作成する場合もあります。また、部門別利益計画に加えて、資金計画、採用計画、設備投資計画などの機能別の年度計画を作成することもあります。
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