エンジェル税制の背景と趣旨

2004-10-12

 エンジェル税制とは、個人投資家がベンチャー企業等に対して投資を行った場合に優遇的な扱いを享受することができる税制のことをいいます。
 ベンチャー企業は新たな産業と雇用の創出の担い手として日本にとって大切な存在です。しかし、ベンチャー企業への投資、特に創業期のベンチャー企業に対する個人投資家による投資は、リスクが高い割には妙味がないとして、敬遠されがちでした。こうした状況を打開する必要から考案されたのがエンジェル税制です。エンジェル税制では、ベンチャー企業への投資を税制面からインセンティブを与えて、起業家への資金供給のパイプを太くすることが目的となっています。

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